CPUをペルチェで冷やす?
−−−−DOS/V改造ユーザーのみなさんに−−−−
最近弊社にペルチェを用いたCPUクーラーはありませんかという質問が多く寄せられていますので弊社の考え方をお知らせいたします。
パソコンにペルチェや水冷を行うことがマニアの間で流行っているようです。
しかし、十分な情報もなく安易に行った場合に多くの問題があることをお知らせします。
CPUを必要以上に冷却する場合に起こる問題
- 結露 周囲温度以上に冷やすと必ずこの問題が起こります。結露により以下の問題が発生することが考えられます。
- パソコンケース内の湿度の上昇や水滴の発生により、マザーボードやその他のパーツに錆が発生する。
当然動作不良になることが考えられます。基板上の回路は、非常に細く、錆が発生すれば、断線して故障します。
修理の可能性は低く、マザーボードなど自体を交換することになります。
- 発熱 ペルチェ素子の効率は、使用状態で約30〜50%ですので、冷却するものの発熱の約4倍発熱します。
- ハソコンケース内部に数10Wの発熱が追加されるのですから、対策をしないとほかの部品が壊れてしまいます。
熱に弱いのが、グラフィック関係の石でしょうが、それ以外にも悪影響があるでしょう。
- 消費電力 ペルチェ素子は、大食らいです。12V3〜4Aつまり36〜48Wを消費します。
- 電源の余裕がありますか?無ければ電源が故障します。
- 電源自体も公称値(表示値)と実力値が違っているものもあるそうです。
対策
- 結露対策
- 温度調節 周囲より冷やさないように調節します。
- 断熱 冷えた部分が空気と接触しないように断熱します。でも、マザーボードにつながっていますので完全にはできません。
- 発熱対策
- 放熱 当然ですが、今以上にファンを追加して内部の温度が上がらないようにします。
このとき、空気の流れも考えないと効果がありません。空気の出口と入り口、通路を考えます。
できれば、ペルチェからの排気は、ダクトを使って直接外に出すようにするのが理想です。
- 消費電力対策
- 電源を別に用意することが一番です。
考察
- スリル 対策を考えるとペルチェ(数千円)とファン(数千円)と電源(数千円)の合計1万円以上の部品と労力をたして、クロックアップできたら、ずっと安心して使えるわけではないので、いつか何か壊れる不安を抱きながらスリルを味わうことは、できます。
- 騒音 当然電源が増えて、ファンが増えるのですから、音は大きくなります。
- 現在のCPUの改良は目を見張る物があります。高速のCPUの方が発熱が大きいとは限りません。したがって、高速の物に変更した場合発熱が下がることもあります。そして、急速に安価になっていますのでクロックアップをするよりも新型に交換することが賢明だとおもいます。
お願い
以上弊社の考え方ですが、反対意見や、成功事例、失敗事例をお寄せいただきたいと思います。その中から、ご紹介させていただき、多くの情報を提供できればと考えています。今のままでは、弊社で発売することができないのです。是非、ご協力いただき、安心して使える製品を提供できる日が来ることを期待しております。
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th visitor. From 7.Jan.1999