金融機関での40年と新たな1年
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#06 発見する、心、身体。
こちらは2024年11月に弊社メールマガジンに掲載された記事の再掲です。
60年以上生きて来たが、未だ自分のことが分かっていない。
最近判明したのだが、「血管の張りが弱い」そうだ。少し前、初めて献血をした。以前から気になっていたが機会を逸していた。思い立って献血ルームのホームページを開いてみると、献血基準とあり「対象年齢は16~69歳まで、但し65~69歳については60~64歳の間に採血が行われた方」となっている。よかった、まだ間に合う。
早速最寄りの献血ルームに連絡し予約した。
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おまかせします。
当日、献血ルームに行き本人確認・質問への回答・血圧測定と進む。
測定器の筒状部分に片腕を入れると係の女性に「お好きなタイミングで測定開始ボタンを押してください」と促された。
血圧測定に、特に好みのタイミングはないのだが、この「お好きなタイミング」という言葉が妙に心に響いた。今迄の人生で、好きなタイミングを誰にも遠慮なく、自ら選択した事などあっただろうか、そしてこれからの人生でも…。
今、好きなタイミングで押せる開始ボタン、マニュアルに従っての声掛けなのか、それともこの女性の心根からの言葉なのか。よくわからない感慨が胸にわいてきた。
今日、ここに来てよかった。
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お待ちしております。
問診・血液型事前検査へと進むのだが、併せて採血する腕の血管の確認も行われる。
そこでの一言が「血管の張りが弱いですね」。
この血管で60数年、不便を感じたことはなかったのだがショックだ。張りが弱いと、採血針を血管に刺すことが出来ず、献血自体が行えない事もある。
手指や体が冷えていたり、水分の摂取量が少ないと、血管は細くなるらしい。
献血当日は、食事と水分をしっかり取り、体を温めるようアドバイスされた。幸いその日は、なんとか献血は出来たがその後『受付前に血管を確認させてください』と書かれたカードを渡され、次回からはそのカードを先ず提示することとなった。
そんなカードが用意されていると云うことは、「血管の張りが弱い」のは私だけじゃないのだと、勝手に勇気付けられた。残念ながらその後、血管の状態から献血却下となることが2・3度あった。どうやら私の「血管の張りの弱さ」は筋金入りのようだ。
献血には、血液中のすべての成分を献血する『全血献血』と血小板や血漿(けっしょう)といった成分だけを採血し、赤血球は再び体内に戻す『成分献血』があり、『全血献血』は10~15分程度、『成分献血』は40~90分程度時間がかかる。
併せて受付・事前測定や献血後の休憩もあるので少なくともプラス30分、時間の余裕は必要だ。献血を行うと後日、生化学検査(ALT(GPT)・GAグリコアルブミン(糖尿病検査の一種)等)や血球計数検査(RBC(赤血球数)・WBC(白血球数)等)の検査成績が送られてくる。健康状態を知る一つの目安となる。
また、献血Web会員になると、アプリでの献血予約、ポイントを貯めて記念品との交換なども出来る。回数を重ねこの前、ちょっとした記念品をいただいた。それが目当てでは無いが、うれしいものだ。
もし、これからとお考えなら、先ずは64歳までに。
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松永一九(ペンネーム)
昭和30年代生まれ、地域金融機関に就職。40年近く勤めた後、いわゆる「会社人」とは異なった目線で世の中を見たい、かかわりを持ちたい、との思いから心機一転、退職して会社人ではない社会人一年生を始める。
The Rolling Stones「It’s Only Rock ‘n Roll」、Donald Fagen「The Nightfly」が愛聴盤



