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#08 分かりやすく伝える~プレゼンテーションの極意

こちらは2024年01月に弊社メールマガジンに掲載された記事の再掲です。

先月第7回の内容はいかがでしたでしょうか?
「仕事で物事を考える場合、『~しかない』と一方向からだけで考えていては思考に漏れが生じ、ビジネスチャンスを逃してしまう恐れがある。多面的に思考するためには『質・量』・『ミクロ・マクロ』・『長期・短期』等の対義語で考える、『心技体』・『走攻守』・『陸海空』・『ヒト・モノ・カネ』・『4P』・『4M』・『3C』等のフレームワークを使って考えるとよい」ということをお伝えしました。何かヒントになることがあったのであれば嬉しいです。

プレゼンテーションは得意ですか?

さて、第8回は「分かりやすく伝える~プレゼンテーションの極意は“予告”にあり」と題してお話をさせていただきます。

唐突ですが、あなたは人に分かりやすく説明することが得意でしょうか?私は、曲がりなりにも研修講師・コンサルタントとして働いておりますので、それなりに上手な方かなとは自負しております。
が、この仕事に就く前、民間企業で営業マンとして働いていた頃は、苦手でしたねぇ~。人前で話をすることも、分かりやすく説明することも…。うまく伝えられないから焦ってしまい、心臓をバクバクさせて、背中に冷や汗を流しながら、プレゼンテーションをしていたことを今でも覚えています。

  • ・自分の言いたいことが思い通りに伝えられない…
  • ・話の流れがぐちゃぐちゃになって、何を話しているのか、分からなくなる…
  • ・とにかく緊張する…
  • 等々

特にビジネス経験が浅い若い方には人前で話をする、プレゼンテーションが苦手という人は、多いのではないかと思います。

また、経営者や管理者の方にとっては、話が分かりにくいとリーダーシップにも関わってきますから、ことはより深刻です。話が分かりにくい人、下手な人って、どこかリーダーシップが足りないように感じられてしまいます。
逆に、話が分かりやすい、プレゼンが上手だとそれだけでリーダーシップを感じさせられたりします。

では「予告」の話をします。

ということで、前置きが少々長くなりましたが、そんなプレゼンが苦手、もっとわかりやすく話をしたいという方に向けて、お伝えしたいと思います。
プレゼンテーションが一瞬で上手になる方法です。「一瞬で?そんな方法あるのか?」と思われたかもしれません。あるんです、そんな方法が。

その方法とは、なにか?「予告」です。

人に対して話をするとき「予告」を意識する。それだけで分かりやすい話ができるようになります。
「『予告』?何それ?どういうこと?」って思われたかもしれません。
今から、具体的に「予告」するとはどういうことか、そのポイントを3つお伝えしましょう。

と、伝えられたら、きっとあなたは「今から、予告とはどういうことか、具体的な説明があるんだな、そのポイントを3つ伝えられるんだな」と思ったはずです。
人に対して話をするときには、これが大事なのです。聞いている相手に、「今から自分はこういう話を聞くんだな」と腹積もりをさせる。

「次に、人に話をする際、『予告』をどのようにしたらいいのか、その具体的な方法について、お話ししましょう」、と言われれば、伝えられた側は「あぁ、今から予告の具体的なやり方について話があるんだな」となります。
「なぜ、プレゼンの場で『予告』することが、そんなに有効なのか、その理由について、 お話をします」、と言われれば、「今からなぜ予告が大事なのか、その理由について話されるんだな」と思うはずです。

というように、聞いている相手に「今から、自分は○○について話を聞くんだな」と認識させる。そして、「今、自分は○○の話を聞いているんだ」という意識を持たせるのです。

今から何を話すのかを事前に伝えておく、「予告」しておく。これが本当に大事。

話が分かりにくい人の特徴の一つは、聞き手に「今、自分はいったい何を聞かされているのだろう?」「さっきの話と今聞いている話はどうつながっているんだろう?」と思わせることです。
予告することで、聞き手に「何を聞かされているのだろう?」と考えさせることがなくなります。聞き手に、そう思わせるのは余計な作業を強いていることです。それだけで、聞き手にとっては話に集中できず、理解度が下がってしまうのです。

予告のポイント

「予告」によって、この余計な作業を省いてあげましょう。以下の5つのパターンを覚えておけば、十分対応できます。

  • ①具体例の予告:「○○について具体的にお話します」
  • ②理由・背景の予告:「なぜ、○○となったのか?その理由についてお話します」
  • ③手段・方法の予告:「どうしたらいいのか?その方法にいてお話をします」
  • ④伝えたいポイントの数の予告:「○○について3つお伝えします」
  • ⑤所要時間の予告:「○○について3分お時間をいただいてお話します」

ぜひ、一度、試してみてください!うまくいったら、その成果をお伝えいただけると嬉しいです。

最後に一つ。このプレゼン手法、プライベートでの会話ではあまり多用しない方がいいでしょう。あくまでも仕事上のプレゼン等で使っていただければと思います。

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他にもプレゼンテーションを上手にするためのコツはあります。人前で話をするのが上手になるとリーダーシップも高まります。逆に言うと、リーダーがプレゼン下手というのは、致命傷だったりします。

経営者、社員さんのプレゼンテーションスキル向上の支援、承ります。

株式会社ナレッジ・プラクティス・コンサルティング 代表取締役社長 中小企業診断士・事業承継士・経営コンサルタント

株式会社ナレッジ・プラクティス・コンサルティング 代表取締役社長
中小企業診断士・事業承継士・経営コンサルタント

宇井 克己

製造業・コンサルティング会社を経て2002年に独立。『経営者も社員も働くことに喜びと幸せを感じられる組織作りを支援すること』を使命とし、コーチングやファシリテーション、正しい問題解決手法を駆使して「考える社員、考える組織」&「高業績企業」を多数輩出。年間の研修・講演回数は150回以上。

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